【正しい知識を身につけよう】グルテンフリーのデメリットとは?
本サイト『HELLO CHOJU』ではグルテンフリーに関する知識をご紹介し、グルテンフリーを実践している筆者自身の実体験を含めながら、グルテンフリーを始めようと考えている方々の一助となるような情報の発信をしています。
グルテンが原因で体に不調が起きている方はグルテンフリーを取り入れることで不調が改善することもあるのでオススメしたい食生活として紹介をしておりますが、メリット、デメリット、正しいやり方をきちんと知った上で始めることが何より大切です。
そこで今回はグルテンフリーのデメリットに焦点を当ててまとめてみました!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
グルテンフリーのメリットについてはこちらの記事をご一読ください!
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【正しい知識を身につけよう】グルテンフリーのメリットとは?
グルテンフリーのデメリット
腸内環境が改善する、便秘や下痢が解消される、慢性疲労が改善される、肌トラブルが減るなど、グルテンフリーを実践することで期待される効果はたくさんあります。
上記のようにいいことづくしのように思えるグルテンフリーですが、実はデメリットもあります。
グルテンフリーについて正しく理解した上で実践するために、デメリットにはどんなものがあるのかも見ていきましょう。
まずグルテンフリーはセリアック病という病気や小麦アレルギーなど特定の病気の人には効果がある食事法であるとされていますが、美容や健康に良いとされる明確なデータはありません。
アメリカなど海外では日本よりもグルテンフリーに関する研究が進んでいますが、海外のデータをのぞいてみても明言は避けている機関がほとんどです。
グルテンフリーは医学的にはまだきちんと証明されていない分野なのです。
また、グルテンフリーの食生活をすることで、摂取カロリーは足りているのにビタミン、ミネラル、たんぱく質などの必要な栄養素が不足してしまう「新型栄養失調」になる人も多いので注意が必要です。
グルテンフリーを実践するとこれまでパンやパスタなどの小麦でできた食品を食べることで補われていた栄養素の摂取も減ってしまうからです。
小麦を使った食品にはビタミンB群やミネラル、食物繊維なども豊富に含まれているので、グルテンフリーの食事を徹底してしまうと本来体に必要な栄養までもが不足してしまい、かえって体調を崩してしまう可能性があるのです。
ダイエットの一環としてグルテンフリーを実践しているという方も多いですが、グルテンフリーはもともと痩身のための食事法ではないので栄養バランスを崩し、グルテンフリーをやめたあとかえって太りやすい体になるという懸念もあります。
さらに、セリアック病でない人がグルテンフリーを実践するとかえって腸内の健康状態を悪くしてしまい、病気のリスクが上がるという可能性も指摘されています。
グルテンフリー実践後の腸内細菌を調べたところビフィズス菌や乳酸菌などの有用な腸内細菌が減って免疫機能が下がってしまい、大腸菌などの有害な腸内細菌の異常増殖が起こったと発表している文献もありますし、英国医学誌であるBMJ誌ではセリアック病ではない人がグルテンフリー食を実践した場合に心臓と血管の病気になるリスクが高くなる怖れがあるという旨の研究結果の掲載もあり、グルテンフリーが体に及ぼす影響については引き続き今後の研究の発展が待たれています。
グルテンフリーをする上で気をつけるべきこと
前章で挙げたように、グルテンフリーは医学的にまだ明確になっていない部分が多いということやデメリットも理解した上で実践しなければいけませんし、実践するのであれば気をつけないといけない点もたくさんあります。
そのため自分だけの判断でグルテンフリーの食生活を実践するのはオススメできません。
グルテンフリー食にすることで今まで無意識のうちに摂取できていた体に必要な栄養素が不足し病気のリスクが上がってしまっては、健康のためにグルテンフリーを始めたのに逆効果になってしまいます。
便秘や下痢、慢性疲労や肌トラブルなどに悩まされていてグルテンフリーを試してみたい、という場合はまずは2〜3週間と期間を定め、パンを米に変えてみる、間食のお菓子をやめてみるなど小さなことから始めてみましょう。
グルテンフリーにしたことで体調が改善したと実感できた場合は医療機関を受診し自身がグルテン不耐性やグルテン過敏症の可能性を踏まえて診断してもらったり、専門機関で安全なグルテンフリーの食事法について学ぶなどして専門家の意見を取り入れながら実践してみてくださいね。
グルテンフリーのデメリットでした
今回はグルテンフリーを始めようと考えている方のためにグルテンフリーのメリットについてまとめました。どんな健康法も気をつけなければならないポイントやデメリットがある場合はきちんと知った上で実践する必要があります。デメリットについてもきちんと知って理解した上でグルテンフリーのメリットを最大限に活かせるよう取り入れてみて下さいね。