【老化防止】グルテンフリーはアンチエイジングに効果あり!?
近年芸能人やアスリートが実践していることから注目を集めているグルテンフリー。
パンやパスタに含まれるグルテンというタンパク質の摂取をしないよう制限する食生活のあり方で、元々はセリアック病患者の方などに用いる食事療法です。
そんなグルテンフリー、実はアンチエイジングにも効果があると言われているんです!
そこで今回はグルテンフリーはアンチエイジングに効果があるのか?というテーマについて詳しくご紹介いたします!
老化には糖質が関係している?
私たち生物は年を取るごとに老化していきます。
老化とは成熟期以降に誰にでも起こる生理機能の衰退なのですが、この老化を促進させる要因のひとつが「糖質」であると言われています。
糖質とは炭水化物から食物繊維を取り除いたもので、体の主なエネルギー源となる栄養素。
ご飯やパン類、イモ類などの主食に多く含まれています。
食事などから摂取した余分な糖質が体内のたんぱく質などと結びついて細胞などを劣化させる現象を「糖化」(専門的には糖化反応、メイラード反応という)といい、活性酸素による酸化が「体のサビ」と言われるのに対して、糖化は「体のコゲ」と呼ばれます。
近年、この「糖化」が老化を促進させる要因の一つであるとして医療・食品界や美容業界から注目されています。
糖化についてもう少し掘り下げて見ていきましょう。
糖質から老化物質「AGEs」が生成される
体内で消化しきれない糖質が蓄積されたんぱく質と結合するとAGEs(エージーイー)という老化物質が生成されます。
AGEsが蓄積されると肌のハリや弾力を保つ役割を果たすコラーゲンの層の間に入り込んでコラーゲンの役割が妨げられてしまい、肌が硬くなってハリや弾力が低下し、シワやたるみの原因となります。
糖質を摂取しすぎる→糖化する→AGEsが生成→肌が老化
こういった経緯で糖質は肌が老化する原因にもなっているというわけです。
グルテンフリーはアンチエイジングに効果あり
実は現代の日本人は「糖質依存症」であると言われています。
糖質依存とは糖質を摂取しすぎることでもっと糖質が食べたくなる依存状態のことをいいます。
しかしなぜ糖質を食べすぎるともっと糖質が食べたくなるのでしょうか?
人間の体は食べ物を食べると血糖値が上がりますが、糖質は特に血糖値が上がりやすいという特徴があります。
上がった血糖値を下げるためにすい臓からインスリンというホルモンが分泌されるのですが、糖質を摂取しすぎているとインスリンが過剰分泌されてしまい、食後すぐに空腹を感じてさらに糖質を食べたくなるという状態が起こります。
これが糖質への依存状態です。
糖質の中でも特にパンの原料である小麦に含まれるグルテンは糖質依存を起こしやすくなると言われています。
パンやパスタ、うどんなどグルテンが含まれる食品は糖質も多く含まれているものがほとんどです。
そのため小麦の中に含まれるグルテンを避ける食生活であるグルテンフリーを実践することで必然的にパンやパスタと言った糖質が多い食品を避けることができます。
ゆえにグルテンフリーは体内の糖化や老化物質の生成を防いで美しい肌を保つことができ、アンチエイジングに一役買っていると言えるのです。
体内に溜まったAGEsは体外に排出しにくいという特徴があるため、事前に糖質の摂取を制限して予防するのが一番です。
グルテンを避けることで糖化やAGEsの生成が抑えられ、老化現象を防ぐことにもつながるので、朝食のパンをご飯に置き換えてみるなど小さなことからぜひグルテンフリーを実践してみてくださいね。
食生活を見直してアンチエイジング
いかがでしたでしょうか?グルテンと老化には実は密接な関連性があったんですね。
パンをご飯に置き換える、パスタやうどんを控えるなどグルテンフリーを小さなことから実践してみると肌や体内が若返り、老化のスピードをゆるめることにつながるかもしれません。私たちの体を作っているのは毎日の食事です。
食生活を見直すことで自身の体が変わると意識して生活してみましょう。