その疲れは副腎疲労かも!小麦粉に含まれるグルテンは副腎疲労させる?

「なんとなく体の調子が悪い」「病気までではないと思うけどコンディションが良くない」
と感じることはないですか?

疲れやすい、集中力が続かない、気力がわかないなどは全て体調不良であると言えます。
慢性的になっているので、特に不調と気づいていないだけなのです。
実はそういった不調は副腎疲労からきている可能性が高いです。

そこで今回は、副腎疲労の症状、リスクについてや、
グルテンが副腎疲労をさせると言われている原因について詳しくご紹介していきます。

副腎疲労とは?

副腎疲労とは副腎疲労症候群とも呼ばれ、副腎という人間の体内にある臓器が疲労している状態のことを言います。

副腎はホルモンを分泌する臓器で、
この副腎から分泌されるホルモンが血圧、血糖、水分・塩分量などの体内環境を一定に保ってくれています。
人間が生きていく上で、とても重要なホルモンです。

副腎疲労は最近注目されはじめたばかりで、医療的には副腎機能低下症と言われます。
その名の通り副腎の機能が低下している状態なのですが、
副腎の機能が低下するとどのような症状が引き起こされるのでしょうか?

副腎の機能が低下すると、副腎から分泌されるホルモンの分泌が低下し、
食欲減退、それに伴う体重の減少集中力の低下脱力感吐き気下痢などを引き起こします。

疲労が蓄積され機能が低下すると血圧や血糖をコントロールするホルモンの分泌が低下し、
低血圧、低血糖などといった症状を引き起こすことにも繋がります。

さらにはアレルギーなどの自己免疫疾患や、
性ホルモンの分泌が低下することによって性欲減退やPMS(生理前症候群)や
更年期障害など性に関する症状を引き起こすこともあります。

「副腎疲労は万病のもと」とも言われ、
甲状腺の病気や感染症、ぜんそく、うつ病、糖尿病、高血圧など様々な疾患を治療する際に
まず副腎疲労の治療を優先的に行うと言う病院も多いんです。
副腎疲労は甘く見てはいけない、重要な体の不調であると認識しておいたほうがいいでしょう。

小麦粉に含まれるグルテンが副腎疲労させてしまう?

副腎が人体において大切な役割を担っていることはお分りいただけたと思いますが、
副腎疲労はどのようなことから起きるのでしょうか?

要因としてはストレス睡眠不足栄養不足が挙げられます。
実は食生活が大きく関わっているんですね。

副腎から分泌されるホルモンの材料となるのはズバリ食べ物です。
そのため、副腎に良い食べ物を選んで摂取するようにしなければなりません。
そしてそれと同時に副腎に負担がかかる食べ物は避けることが大切です。

副腎疲労の症状がある人は腸の消化・吸収が悪く、
本来なら朝に多く分泌されるはずのコルチゾールというホルモンがうまく分泌できないため
朝思うように元気が出ない人が多いです。

副腎に良い食べ物は、ホルモンや組織の材料となる良質なたんぱく質と良質な脂質です。
ホルモンの材料となるたんぱく質は、炭水化物、脂質と並ぶ三大栄養素の中で特に消化・吸収されにくいので、
朝・昼・夜と3食で摂取するようにして、不足しないようにすることをおすすめします。

そして、副腎ケアのためには体内の炎症を減らすことがとても重要です。
腸の粘膜の炎症の引き金になる代表的なものが、グルテンカゼインです。

グルテンは小麦や大麦、ライ麦などに含まれ、カゼインは乳製品に含まる栄養素。
これらの成分を摂取すると小腸の粘膜が炎症を起こすことがあると言われています。

グルテンやカゼインを避ける「グルテンフリー」「カゼインフリー」といった食事療法を実践することで、
体内の炎症を減らし、副腎への負担を軽くできます。

しかし、グルテンフリーやカゼインフリーについては、
多くの場合小麦や乳製品など特定の食品を避けることになり、
栄養バランスの偏りを招きやすいとの指摘もあるので注意が必要です。

栄養が偏ることは人体にとってこれまた良くないこと。
もし副腎疲労かな?と思ったら、グルテンフリーを自己判断でいきなり始めるのではなく、
病院に行って医師の指導のもと行うことをおすすめします。

現在不調に感じていること、普段食べているものなど自分自身の生活について
あらかじめ振り返って把握しておくことも改善の第一歩になりますよ。

体の不調を放置しないで!グルテンフリーを始めてみよう

いかがでしたか?
グルテンと副腎疲労の関連性を紐解いていきました。
まだまだ研究成果は明らかでない部分が多いグルテンフリーという食事療法ですが、
健康への関係性は大きく、実践している方の声も有益な情報として広がりつつあります。
「なんだか調子が悪いな」「疲れが取れないな」と感じている方は、
食事を見直すことで大きな効果を感じられることも多いですので、
一度グルテンフリーという食生活のあり方についてこの機会に考えてみてはいかがでしょうか?