食後に疲れたり眠たくなったりするのは「小麦粉」が原因って本当?

「昼休憩後は眠くなる」「給食のあとの授業で寝てしまう」
といったような食後に眠くなるという経験は誰しもあると思います。
実はその食後の眠気、小麦粉が原因かもしれないんです!

今回は、食後に疲れたり眠くなったりする原因と小麦粉・グルテンの関係についてまとめてみました。

食後の眠気は小麦粉のせい?血糖値が関係していた!

食事の後に急に眠くなることがあると思いますが、それは血糖値の上下が大きく関係しています。
食事で血糖値が急上昇するとそれを元に戻そうとインスリンというホルモンが大量分泌され、
今度は血糖値が急激に下がります。
その時に眠くなるというメカニズムになっているんです。

つまり、食事で血糖値を急激に上げなければ、食後に眠くなりにくくなるんですね。

血糖値を急激に上昇させてしまう食べ物は「糖質」が多く含まれる食べ物。
パンやパスタ、ラーメンなどの麺類がこれに該当します。

パンやパスタの主成分には小麦粉が使われていますよね。
このことから食後に眠くなるのは小麦粉のせいと言われるのです。

食後に血糖値を急上昇させるのは糖質の多いお米も含まれるので小麦粉だけが原因とは言い切れませんが、
小麦粉が主成分の食べ物はほとんどと言っていいほど糖質も高いので注意が必要なことには変わりありません。

ではどのような食事を心がければ食後の眠気を回避できるのでしょうか?

食後に眠くなりにくい食事のポイント!

学校で給食を食べた後の授業が眠いと辛いですし、お仕事の昼休憩の後、
眠気が襲ってくると仕事の効率が下がってしまいますよね。

そこでここからは、食後に眠くなりにくい食事についてポイントをご説明します。

ポイント1:バランスを考えた食事にする

バランスの取れた食事を心がけましょう。
パンやパスタ、ラーメンだけといった食事は糖質が急上昇しやすく、
食後の眠気を誘ってしまいます。

炭水化物以外にもサラダなどの食物繊維やお肉などのタンパク質などバランスを考えたメニューにしましょう。
外食の時は単品の料理ではなく定食などで栄養のバランスが取れているものを選択するようにしてくださいね♪

ポイント2:食べる順番を意識する

食べる順番も血糖値の急激な上昇を防ぐ重要なポイントです!
サラダ→汁物→肉や魚などのタンパク質→パン・米・パスタなどの炭水化物
という順番で食べ進めるようにしてみてください。

いきなり糖質の高い炭水化物から食べると血糖値が急上昇して食後眠くなってしまいます。

ちなみにこの順番で食べるとダイエットにも効果的。
繊維質のサラダや汁物から食べることで満腹中枢が刺激され、満腹感を得ることができます。

よく噛んで食べればさらに効果アップ!
いつもご飯大盛りにしているような方も、サラダから順によく噛んで食べたら普通盛りでお腹が膨れるようになりますよ♪

ポイント3:時間をかけてゆっくり食べる

ゆっくり食べると血糖値の急上昇を防ぐことができ、食後眠くなりにくくなります。
よく噛んで食べることでゆっくりと食事をとることにも繋がるので意識してみましょう。

また、満腹中枢は食事を始めてから15分以上経ってから刺激を受け取るため、
最低でも15分以上はかけるようにしてくださいね。

満腹中枢を刺激し、食事の量を正常に保つことで食べ過ぎを防ぐことができるので、
ゆっくり食べることもダイエットに効果的です。

小麦粉でできた食べ物は血糖値を急上昇させるものが多いのでご注意

いかがでしたか?
血糖値が急上昇しインスリンが大量分泌されることによって急降下するというのが食後に眠くなるメカニズムでした。
小麦粉でできたパンやパスタなどの食品は糖質が高く血糖値を急上昇させやすいので注意が必要です。
食後のパフォーマンスを下げたくない方は、ぜひ今回の記事を参考に、
食後眠くなりにくい食事のとり方を心がけてみてくださいね♪