家族でグルテンフリー・カゼインフリーを8年続けて、わかったこと
わが家は、家族でグルテンフリーとカゼインフリー(乳製品なし)の食事を続けて、もう8年ほどになります。パンは米粉で焼いて、餃子の皮も米粉で手作り。焼きそばもパスタも、小麦を使わないものに替えました。
8年もやっていると「どうして始めたの?」「大変じゃない?」と聞かれることがよくあります。今日は、うちがどうやって始めて、何がつらくて、どうして続けられたのかを、そのまま書いてみます。
はじめにお伝えしたいこと
この記事は、わが家が感じたことの記録です。体の変化には個人差があり、グルテンフリーやカゼインフリーがすべての人に合うわけではありません。体調に気になることがある方や、お子さんの食事を変えようと考えている方は、まずはかかりつけのお医者さんに相談してください。
きっかけは、20代のころに知った「食べ物の力」
最初に食事のことを真剣に考えたのは、20代前半のころです。身近な大切な人が元気をなくしていて、「どうしたら元気になってもらえるだろう」と調べているうちに、食事療法にたどり着きました。
そのとき出会ったのがマクロビオティックで、1年ほど続けました。食べるものでこんなに変わるのか、という手ごたえと、逆に、体によくないものを食べたときのマイナスも、はっきり感じた1年でした。
10年後、自分の体のことで、もう一度食事に戻ってきた
それから10年ほどたって、今度は自分の体のことで悩んでいました。身長172cmで、体重はずっと50kg台前半。この細さがずっといやで、なんとか太れないかと思っていたんです。
そんなときに読んだ記事で、「リーキーガット(腸のバリアが弱って、いろいろなものが体に入りやすくなる状態)」という考え方を知りました。医学的にはまだはっきりしていない部分もある考え方ですが、わたしは「もしかしたら、食事で変わるんじゃないか」と思ったんです。これが、グルテンフリーを始めたきっかけでした。
やってみて変わったこと、変わらなかったこと
正直に言うと、いちばんの目的だった体重は変わりませんでした。
でも、体調ははっきり変わりました。わたしは年中便秘だったのが気にならなくなり、気持ちも穏やかになったと感じています。一緒に始めた家族も、肌の調子が気にならなくなりました。
もちろん、これが食事だけのおかげだとは言い切れません。それでも、わたしにとっては続けるには十分な変化でした。
いちばん大変だったのは、ラーメンとうどん
わたしが「やる」と言ったら、妻はついてきてくれました。
始めてみて、最初にぶつかったのが外食です。ラーメンもうどんも、小麦のかたまりのようなもの。それまで当たり前に食べていたものとお別れするのは、本当につらかったです。
でも、家で作るようになってから気づいたことがあります。外で食べるより安くつくし、体調もいい。これは一石二鳥だな、と。乳製品をやめるカゼインフリーも、同じ理由で続けられました。今では米粉のパンや餃子、グルテンフリーの麺が、うちの「いつものごはん」になっています。
子どもの肌のこと
子どもが小さいころ、肌をかゆがることがよくありました。
お医者さんに相談したところ、食事が関係しているかもしれないと考えてくださり、学校の給食を調整してもらった時期もありました。食事のことを一緒に考えてくれるお医者さんに出会えたのは、ありがたいことでした。
親戚の集まりと、強い妻
つらかったことでいうと、親戚の集まりもそうでした。せっかく用意してもらった料理を断るのは、気をつかいます。
うちの場合、そこでしっかり断ってくれたのは妻でした。わたしはというと、「これくらいならいいんじゃない?」と食べてしまうタイプ。たぶん、わたし一人だったら続けられなかったと思います。
やると決めたら、最初の1〜2か月は本気でやらないと、変わったかどうかも分かりません。「ちょっとだけなら」を続けていると、結局よく分からないまま終わってしまう。これは、わたし自身の反省でもあります。
8年目の今は「完ぺき」をやめました
実は去年くらいから、外食のときには、ときどき小麦も食べるようになりました。
子どもたちが友だちとごはんを食べに行くことも出てきました。うちの子は、ひどいアレルギーというわけではありません。家ではずっと気をつけてきたからこそ、外の世界で何も知らないまま食べて、いきなり「ブレーキ」が外れてしまうほうが怖いな、と思ったんです。
だから今は、家ではいつもどおりグルテンフリー。外では、知ったうえで自分で選ぶ。わが家は、そんな形に落ち着いています。
これから始めてみたい人へ
8年やってきて、もし聞かれたら、わたしはこう答えます。
- まずは2週間、やめてみる。体調で気になるところがあるなら、2週間だけ小麦をやめてみてください。何か変わったと感じたら、続けてみる。それくらいの気持ちで大丈夫です。
- 誰かと一緒に始める。人は弱いので、自分との約束はすぐに破ってしまいます。でも、誰かとの約束なら守れる。家族がいるなら家族と。一人なら、仲のいい友だちとでもいいと思います。
- 無理なときは、お医者さんに相談する。うちが子どものことで相談できたように、話を聞いてくれるお医者さんは心強い味方です。
そして、グルテンフリーに慣れてきたら、次に大事だと感じているのが「血糖値のコントロール」です。これについては、また別の記事でまとめます。
健康って、本当にすばらしいものです。この記事が、少しでも誰かの「やってみようかな」につながったらうれしいです。

